最終に落ちてからいろんなこと考えました。

どこがいけなかったんだろう。
私ってほんとは何がやりたいんだろう。
営業ってほんとにやりたい?向いてる?
今まで避けてきたSEってどうなん?
なんで連続で4社も5社も落ちるんだろう。

周りにもいろいろと心配されるくらい考え込みました。
ひどく泣いたり喚いたりってのはないですが
「自分のことは自分が一番わかってる」なんていうのは
つくづく大嘘だなと(自分に限っては)
痛感したり、数回しか会った事のない人から
非常に激励されて意外に感じつつもすごく嬉しかったり。

自信をなくして落ち込んでただけに
いろんな人からの言葉はほんとーに効きました。


で、その中でも一番嬉しかったのは
ある女の子からの電話でした。
その子は今までに2、3回しか会って喋ったことは
ないのですが私が「最終落ちした」っていうのを
メーリングリストに書いたところ、それが気になって
わざわざ夜中に電話してきてくれたんです。

彼女は
「私はあなたが今何を考えててどうしたいのかが聞きたかった。
ただしんどいよな、とかかわいそうやなとか
同情してなぐさめるためにじゃなくて
私自身があなたのことを知りたくて電話してん」って
言ってくれました。


          +



その子は私と一見性格が正反対です。

私は自分の思ってることを人に押し付けたり売り込んだり
先陣切って切り込み隊長やるようなキャラクターではありません。
どちらかというと誰かの補佐をやったり支えたり
そういう位置にいるほうが落ち着きますし
能力を発揮できるタイプです。

しかし、彼女はまさに「営業ウーマン」を具現化したような人で
「俺の話を聞け!」ってなタイプです。
「縁の下の力持ちとかもってのほか、ありえない!!」と
叫ぶような人で、こう書くと私となんで仲良くなれたのか
非常に謎なのですが唯一つながってる一点があるとすれば
物事に対する真剣さとか考え方が非常に似ている点です。

「私とあなたは考えていることを文章化すると
どこがどう違うのか区別がつかない、けど、
実際に会って喋ったらまったく違うことがわかる」と
彼女は言ってました。

そうして会話の中で「私はあなたのことがうらやましいよ。
言いたいことバシっと言っていつでも潔くて
私にはないものをいっぱい持ってる」って私は言ったんですね。

そしたら彼女は
「私だってあなたがうらやましい。
一歩引いて人を立てて意見が違ったとしても
相手のことを尊重できる。私はそういうことはできないから」
と言ってくれて。



なんだか不思議ですね。
似て非なる二人、というかお互いがお互いのこと
うらやましいって思ってるなんて。


最後に言ってくれた言葉ですごーく嬉しかったのは
「私はあなたともっといろんなこと話してみたい」って
言葉です。

自分自身が「この人ともっと話してみたい」って思ってて
相手もそう思ってくれるなんてこれってある意味両思いですよね?

こうやって書くとそんなこと嬉しいって思うほどのことか?
って思われそうですけど今の私には
どんななぐさめよりはげましより効きました。
それは彼女がその場しのぎのしょうもないなぐさめの
言葉を言わず、いつだって強すぎるくらいまっすぐで
正直に誠実に接するような人だってことがわかってたから。



こういう友達ができたってことは
ほんとに誇りに思っていいんだろなぁ。

自信がちょっとつきました。

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