言い回しひとつで。

2001年2月24日
「受験票来たでー」
この一声で今日の私は目が覚めました。
そうです、後期受験の受験票が来てしまったのですっ!!
しかし・・
前期ではハガキだったのが今回は封書。
「??なんかお知らせでも入ってんのか?」と
思いつつ封を切り中を見てみると
受験票と一通のお詫び。
こりゃどーゆーことさ?と読み進めてみると

(抜粋)
〔誤〕後期日程の志願者のうち約80%が2月入試
  (残念ながら不合格)の再チャレンジ組。
   そして「その受験生たちの約7割が」
   後期日程で初めて合格通知を
   手にしています。
   まだまだチャンスは残っています。 
   是非チャレンジしてみて下さい。
          ↓ 
〔正〕後期日程の志願者のうち約80%が2月入試
  (残念ながら不合格)の再チャレンジ組。
   そして「合格者に占める割合では、
   約7割がこの再チャレンジ組で、」
   後期日程で初めて合格通知を
   手にしています。
   まだまだチャンスは残っています。 
   是非チャレンジしてみて下さい。

これは後期入試の案内チラシの抜粋なのですが
この違いがみなさんおわかりでしょうか?
カッコの中をよ〜く見比べてください。
〔誤〕ではあたかも「後期全受験者のうちの7割」
が合格するというニュアンスに聞こえませんか?
実際にこの大学が言いたかったのはどうやら
〔正〕で書いてるように
「後期受験全合格者のうちの7割」
ということらしいです。

確かに受けて7割が受かるような試験ならみんな
こぞって受けにくることでしょう(笑)
言い回しひとつで意味がここまで変わってくる
んですよ。
これを見て私が思い出したのは
「ここではきものをぬいでください」という
小学校の時の教科書にのっていた一文。
読点の打ち方ひとつで意味が変わるんですよ。
なんか一休さんみたいな話ですけど。

そしてこの大学は
「2月○日以降に出願され本学の受験を
ご辞退される方は入学検定料を返還させて
いただきます」とお知らせに記しています。
ほんの少しの言い回しミスが大学にとって
どれだけの損失になるんでしょう?
35000×?人分ですからねぇ(笑)
しかも本来ならハガキで送るところを
封書でわざわざ送ってくるんですから。

いやはや。日本語ってムズかしいもんです。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索